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「難民受け入れは積極的平和主義の一部」とアベ政府を批判していた。 緒方貞子氏が亡くなられた

 緒方貞子・元国連難民高等弁務官は朝日新聞の取材に、「難民の受け入れくらいは積極性を見いださなければ、積極的平和主義というものがあるとは思えない」と話し、日本の難民認定は5千人中11人。 日本政府の姿勢を改めるべきだと訴えた。

 1991年から00年まで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のトップとして世界の難民問題に対処した緒方氏は「日本に難民を受け入れてもらうのに苦労した。変わっていないのは情けない話だ」と指摘。「難民の受け入れは積極的平和主義の一部だ。開発援助も、底辺に届くようなものをどれだけやるかだ」と話した。

 シリアなどからの難民については欧州だけでなく米国なども受け入れを表明している。「シリア情勢に対する日本の無知ではないか」と批判した。「日本を目指して逃げてくる人は少ない」。日本に着いた人びとについては、難民としての保護を検討すべきだとの考えを示した。島国根性でやっていけるのか

 ――日本の難民受け入れをどう考えていますか。

 「物足りない、の一言です。特に人道的なこういう事件(シリアなどからの大量難民)が起こったときに『まだか』という感じですよね。日本は、非常に安全管理がやかましいから。リスクなしに良いことなんてできませんよ」

 「簡単に言えば、難民受け入れがものすごく厳しいですよ。私が(難民高等弁務官だったのが)2000年までで、今、15年でしょう。変わっていないみたいですよ、残念ながら」(朝日新聞より)


by mikanyuzukaki | 2019-10-29 16:26 | ニュースを読んで | Comments(0)
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