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とんでも河野太郎氏:学術会議で何が問題になっているか知っているのか

 河野氏は、自民党側から要請を受け、「予算、機構、定員の観点から見ていきたい。(会議の活動のため)どれくらいの事務局の人員が必要か見ていくことになる」と述べた。チェックの対象については「学術会議の会員でなく、事務方の人員だ」と語った。

 

記者団から学術会議の組織・人員に問題があるかとの質問に対しては「中身を見ていないので申し上げにくい」と。

 日本学術会議をめぐっては、菅義偉首相が会員候補6人の任命を拒否したことに野党や国民から学問の自由に介入したと批判の声が上がる。一方、自民の中でも極右の一人と誰もが認める下村氏の主導の下で、学術会議そのものを「閉鎖的で透明性がない」などと問題視しているが、「論点すり替え」であること更に強い批判を受けている。

自民党は、任命拒否についての菅氏の説明の適否には一切触れないでいる。

 守勢に立たされている現状を、行政改革という新たな論点で局面転換する狙いがあるとみられる。ただ、問題は「政府・自民党」対「学術会議・野党」の対立構図で激しさを増している。

 具体的な見直し対象は、年間約10億円の学術会議に関する国の予算や、学術会議の事務局員50人体制などだ。

 組織論に照準を合わせる政府・自民党には、任命拒否問題から国民の目をそらしたいとの思惑が透ける。菅氏は「国の予算を投じる機関として国民に理解される存在であるべきことを念頭に判断した」と述べるだけで、任命しなかった具体的理由は明らかにしなかった。

政府関係者も「こういう答弁しかできない。説明できる理屈はない」と嘘が嘘に連なり本当の事が言えなくなり不利な状況にあることを認めた。自民党幹部も「政府が議論をすり替えようとしている」と解説した。

 元学術会議会長の大西隆氏らは16年の補充人事の際、首相官邸が人事案に難色を示したと明かし、安倍政権下での人事への不当介入を印象付けた。今回の任命見送りについても「選考基準と違う基準を適用して任命拒否したとなれば法律違反になる」と批判した。

前川喜平氏も河野氏の「学術会議」行革断行を批判しており、「政府部内で検討すべきことではない」との認識が必要とした。

 元文部科学事務次官の前川喜平氏が、河野太郎氏が「聖域なく見ていく」と日本学術会議を行革の点検対象として検証すると表明したことに、「日本学術会議のあり方を議論するなら、国会に調査会を置くべきだ」と主張した。

 「政府部内で検討すべきことではない。行政改革推進会議や総合科学技術・イノベーション会議で議論すべきことでもない」と指摘した。

 前川氏は「梶田学術会議会長は菅首相に直談判して、6人の任命拒否の具体的な理由を問い質したらいい。でも、ちょっと心配だから、助さんと格さんを連れて行った方がいい」ともツイートしている。


by mikanyuzukaki | 2020-11-03 17:58 | ニュースを読んで | Comments(0)
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